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【ハンブルクレポート】- Nr.5- 人の輪とハンブルク

ワーキングホリデー期間も残り一ヶ月になりましたが、未だに新しい出会いがたくさんあり、それぞれの出会いに面白さを感じています。
以前に3回ハンブルクに滞在した時は学生の時でした。私は誰かと出会うために特別なことをする必要がなく、大学という場や授業などのプログラムが人との出会いの場を提供してくれていました。逆に言うと、人の輪という意味で大学の外に出ることがめったになく、今から思えばとても狭い範囲で過ごしていました。それでも友人を介して、ワーキングホリデー、就職、結婚と多様な理由でハンブルクに来た方々と出会い、未来のいろんな可能性を教えてもらいました。これらの出会いが今回の滞在につながっています。
今回は、職場があるわけでも学校があるわけでもなく、どこにも所属しない形でハンブルク生活がスタートしました。人と出会う場所があらかじめ用意されていない、新しくて面白い状態でした。だからこそ、学生の時には出かけて行かなかった世界で、いろいろな人と繋がっていきたい。そんな私が利用したのは、様々な交流会です。日本にいた頃から、ドイツ語で繋がる場所を求めて色々な会に出ていたので(日独協会もその一つですね!)、同じことをハンブルクでもやってみました。日本いるときに、ハンブルクにある二つの会を知る機会があり、この二つには必ず行こうと決めていました。これらの会には今でもお世話になっています。留学時代の友人たちも助けてくれました。彼らは、たとえ大学のころのように毎日は会わなくても、同じ街にいるだけでとても心強い存在です。それだけでもありがたいことですが、再会した時に、日独交流のグループや、交流会を調べられるアプリを教えてもらいました。そのアプリでは、さらに趣味のボードゲームの会や、女性のキャリアネットワークの会、インターナショナルなネットワーキングの会を見つけることができました。このような集まりが無数にあることも、大きな街の魅力の一つだと思っています。
ただ、私は人に話しかけるのが得意ではないので、行くだけ行って、ぽつんとおとなしくしていることも少なくありません。お互い気まずさを感じながらどうにか話題を続けているという雰囲気の時もあります。けれど、そんな中でも気が合う人が見つかったりします。これはいつも不思議に思うことです。自分が閉じていなければ、同じように新しい出会いに開かれた人と繋がって、人の輪が広がっていく、そのことを何度も教えてもらっている気がします。最近は、知り合ってからの年月に関係なく深まる繋がりもある、と実感する出会いもありました。数か月前は知らないどころか違う国にいた人だなんて、と思うと巡り合わせというのは本当に面白いなと思います。
最後に、これは留学の時も感じていたことですが、自分が持っている複数の言語で人と繋がっていくことが、自分の豊かさのひとつだと改めて思います。主な使用言語が日本語の会、ドイツ語・日本語の会、英語の会、それぞれに集まる人も話題も違います。ドイツ語のみを使うときは、たいてい友人に誘われて彼らとその友人たちと一緒に食事したりどこかへ行ったりすることが多いですが、そうなるとまた場の雰囲気が変わります。韓国語を勉強している関係で先日参加した独韓の交流会も新鮮な経験でした。ドイツにいるからにはドイツ語で話す!と意気込む時期も過去にはありましたが、自分が持っている言語をすべて財産にして、それぞれの世界をのぞき、いろんな人と繋がっていく楽しさがハンブルクにはあると思います。


会員の北村美里さんが昨秋よりハンブルクに滞在しています。北村さんに観光案内にはない「Hamburg heute」をレポートいただいています。